妊娠が分かったばかりの人は、これからどのようにお腹が出てくるのかについて気になっているかもしれませんね。
妊娠前とは異なる身体の変化に戸惑ってしまわないよう、妊娠初期からお腹が出てくる時期の目安や特徴を把握しておきましょう。
妊娠中のお腹の出方は?
妊娠中のお腹の大きさは、子宮が上へ向かって膨らむことから子宮底長を目安にしています。
これは恥骨の上端から子宮の最上部までを身体の表面上で測定した長さのことで、お腹の大きさにも関係する指標なんです。
実際に妊娠初期から後期までのお腹の出方は、以下のようになります。
妊娠初期のお腹の出方
妊娠1~4ヶ月にあたる妊娠初期の胎児はまだとても小さく、妊娠15週末でも身長は16センチ、体重は100グラムくらいです。
なのでお腹にはそれほど変化はみられません。
でも妊娠11週目くらいからお腹が大きくなる準備が始まり、子宮底長は12センチくらいになります。
妊娠中期のお腹の出方
妊娠5~7ヶ月にあたる妊娠中期は、徐々にお腹が膨らんでくる時期です。
妊娠19週末くらいにの子宮底長は15センチ程度ですが、妊娠23週末頃には21センチ程度、妊娠27週あたりでは24センチ程度にまで大きくなりますよ。
胎児の大きさは身長が35センチ、体重は1,000グラムくらいまで成長するでしょう。
妊娠後期のお腹の出方
妊娠8~10か月にあたる妊娠後期は、出産に備えてお腹が最大まで大きくなる時期ですね。
胎児の身長は40センチから50センチまで成長しますし、体重も1,500グラムから3,000グラム程度まで増えますよ。
それに伴い、子宮底長も33センチ程度まで長くなるでしょう。
出産に向けて子宮が下に降りてくるから、前にせり出すようなお腹になります。
早くからお腹が出る原因とは?
妊婦さんの中には、妊娠初期からお腹が大きくなったように感じることがあるようです。
これには以下のような原因が挙げられるでしょう。
★体型が小型でスリム
★双子を妊娠している
★便秘になっている
元々小型でスリムな体型の人や双子を妊娠している人は、妊娠初期からお腹が出始めやすいです。
またプロゲステロンというホルモンの働きにより胃腸の筋肉が緩み、便秘を引き起こしてしまうことがあり、便秘が原因でお腹が大きくなったように感じるケースもあります。
妊婦さんのお腹はすこしずつ大きくなっていくため、急激に大きくなったと感じた時には、なるべく早く診察を受けてくださいね。
妊娠中にお腹が大きくなってくると、赤ちゃんがお腹の中にいることを実感でき、ママになる自覚も生まれてきます。
妊娠初期から後期までのお腹の出方を知っておけば、赤ちゃんがどのように成長しているのかが分かるし、トラブルの早期発見にも繋がるでしょう。