出産祝いをくれた人にお返しをするのは、古くからの風習であり大人としてのマナーでもあります。
新しい命が誕生した喜びを分かち合えるよう、スマートなお返しをしたいものですよね。
出産祝いのお返しにはマナーとしてのポイントや注意点があるので、しっかり確認しておきましょう。
のしは必要?
出産祝いのお返しは命名披露の意味もあり、産まれてきた赤ちゃんの名前を添えて贈るのが一般的です。
のしの表書きには出産内祝もしくは内祝、水引は紅白結びを選び、水引の下に赤ちゃんの名前を入れてくださいね。
名前にはふりがなを付けるのを忘れずに。
双子が生まれた場合は?
赤ちゃんが双子の時は、産まれた順番に右から書くのがマナーです。
三つ子以上でも同じ書き方なので、産まれた順に右から書いていくというルールを覚えておくと良いでしょう。
お返しの目安は1か月以内
出産祝いのお返しを送る時期は赤ちゃんの生後1か月くらい、ちょうどお宮参りのころが一般的と言われています。
体調がイマイチ良く無かったり育児でバタバタしている時は、遅くとも生後2か月を過ぎるまでに贈るのがベストです。
産後しばらくは忙しくなるから、出産前からお返しの準備をしておくと良いかもしれませんね。
相手の好みを考えて
出産祝いのお返しに限らず、贈り物をする時には相手の喜ぶものをセレクトするのが大切です。
せっかくお祝いをもらったのに、お返しに相手の苦手なものや嫌いなものを送ってしまわないよう、しっかり好みを確認しておきましょうね。
好きなものをもらった相手も、自分のことをきちんと理解してくれているなと嬉しい気持ちになること間違いなしですよ。
相手の好みが分からない時は?
もしも相手の好みが分からない時には、以下のような贈り物を渡すと良いでしょう。
★スイーツ
★ジュースやコーヒー
★タオル
★洗剤
家族みんなで楽しめるお菓子や飲み物類や日常生活で頻繁に使う洗剤などは、出産祝いのお返しの定番です。
自分では購入しないような高級感のあるタオルなども嬉しいポイントとなりますよ。
出産祝いのお返しの金額の目安は?
出産祝いのお返しを送る時は、出産祝いにもらった金額の半分程度を目安にしましょう。
もしも3000円の贈り物をもらった場合は、1500円程度のお返しがベストです。
高額な出産祝いをもらった時は、3分の1くらいを目安にお返しをセレクトしてみてください。
出産祝いのお返しではマナーはもちろん、何よりも相手に喜んでもらえる品を贈るのが大切です。
感謝の気持ちを忘れにいれば、出産祝いのお返しを贈る側も受け取る側も温かい気持ちになること間違いありませんよ。