妊娠をした時に気になることの1つが、お腹の中の赤ちゃんがどのように成長していくかということでしょう。
胎児の成長というのはお腹が目立たないうちから始まっていて、最初は1mmにも満たないような大きさなのが、驚異的なスピードで成長していきます。
その目安について見てみましょう。
お腹の中の胎児が成長していく目安を知ろう
では胎児の成長について見ていきましょう。
基礎的な知識として、妊娠週数の数え方から解説していきます。
★お母さんの最終月経日を妊娠0週0日として数える
これが基本ですね。
そのため妊娠1週というのは、正確には妊娠していません。
いちばん妊娠しやすい時期のことで、2週になって卵子と精子が結合して受精卵となります。
妊娠3週に入って受精卵が子宮粘膜に着床することで、ようやく妊娠となります。
妊娠初期の胎児はどう成長するの?
子宮粘膜に着床した受精卵は1日に1回というハイペースで、細胞分裂を繰り返していきます。
4週になって、少しずつ人としての形を作っていくという段階です。
この4週目くらいには超音波検査で、胎のうが確認できます。
ただまだ未熟なことから、正確には胎児という表現ができません。
実は妊娠8週くらいまでは胎芽と呼ばれ胎児という表現はしません。
妊娠3ヶ月くらいで胎児なる
妊娠8週から11週目くらいになると、胎児と呼ばれるような状況になります。
★この時期を越えると早期流産のリスクが下がる
★新型出生前診断で染色体疾患があるかを調べられるのは妊娠10週以降
臓器や神経などの生命維持に欠かせない重要なものが、この時期に作られていくと考えてください。
だんだん人間の姿へと成長していく時期ですね。
高齢出産の人だと、赤ちゃんの検査ができるようになりますよ。
妊娠4ヶ月くらいで安定期の始まり
妊娠が12週を迎える頃には安定期に入ります。
妊婦さんにもよりますが、この時期にはつわりがおさまる人もいますね。
お腹の中の胎児もある程度成長ができ、呼吸の練習をするのもこの時期です。
妊娠中期はどうなるの?
妊娠が16週に入ったあたりで、お母さんのお腹もふっくらとしてきます。
だんだんお腹の中で赤ちゃんが動くようになってくる時期ですね。
★21週になると超音波検査で性別の判断ができる
★身長が約25cm、体重約350g程度の大きさに成長している
妊娠24週を超えると、赤ちゃんが自分で体を動かせるようになります。
感情や記憶が生まれるのもこの頃だそうですよ。
妊娠後期はどう成長する?
妊娠中期が終わる頃には、赤ちゃんの体の機能はほぼ完成しています。
出産に向けてここから、胎児の体重が一気に増えていく頃ですね。
★妊娠28週に入ると赤ちゃんも活発に動くようになる
★妊娠34週くらいには、ほぼ新生児と同じような状態
★妊娠40週目には外の生活に適応できるように準備をする
といったような流れで胎児は成長していきます。
胎児の成長についてのまとめでした。
医学的に見て妊娠といえる状況になるのは、妊娠3週くらいからですね。
ここから赤ちゃんは約10ヶ月かけて、少しずつ成長していきます。
妊娠中期くらいになると、お腹に赤ちゃんがいることが実感できる人が増えてくるようです。