安定期以降の妊婦さんには、身体に負担がかからない程度の運動が推奨されていますよね。
妊婦さんの運動不足を解消するのにオススメなのがウォーキング。
しかし、妊娠中がゆえに正しいウォーキングを心がけないとかえって危険なことも…。
安全に健康にそして効果的にウォーキングできるやり方をご紹介します。
と、その前に・・・
実は妊婦さんのウォーキングには、たくさんの嬉しい効果が期待できることを知っていますか？
妊婦のウォーキングの効果とは？
最近ではマタニティウォーキングの愛称で親しまれている妊娠中のウォーキングは、身体に負担がかかりにくいから体調管理のための運動としてかなり人気が高いです。
準備する物が少なく、すぐにでも実行できるのも嬉しいポイント。
では妊婦さんのウォーキングにはどのような効果があるのでしょうか。
体重管理ができる
妊婦さんはつわりが終わるのと同時に食欲が増すので体重が増えやすくなるけれど、有酸素運動であるウォーキングを取り入れれば、脂肪を燃やしながらエネルギーに変えられます。
糖尿病の予防や血圧コントロールだけでなく食欲を抑える効果もあるから、安定期に入って食欲と戦っている妊婦さんにもおすすめですよ。
骨盤の筋力アップ
ベッドや様式トイレなどの普及によって使う機会が減っている骨盤の筋肉は、赤ちゃんや内臓を支えるのに重要な役割を果たします。
少しずつ大きくなる赤ちゃんをしっかり支えるためにも、正しい姿勢をキープしながらウォーキングをしてみてください。
ウオーキングは骨盤周辺の筋肉を鍛えるのにぴったりな運動です。
ストレス解消
ストレスや不安を抱いている妊婦さんが多いけれど、妊娠中は行動が制限されやすく、なかなかリフレッシュの機会がありませんよね。
そんな時にも気軽にできるウォーキングがおすすめです。
歩きながらカフェや公園でひと休みしたり、気になるお店に足を運んでみたりすることで、気分転換に繋がります。
ウォーキングのポイント
身体に負担をかけず効率良く安全にウォーキングを行うには、様々なポイントがあります。
妊婦さんはお腹に赤ちゃんを抱えているから、きちんとポイントを押さえておきましょう。
ウォーキングの前後はストレッチを行う
ウォーキングを始める前と終わる時には、気持ち良いと感じる程度のストレッチを忘れずに。
ケガの予防や疲れの蓄積を抑える効果があるので、妊婦さんだけでなくスポーツをする時には欠かせないポイントですよ。
30分を目安に歩くこと
妊婦さんは一分間に60mくらい進む早さで、1日30分を目安にウォーキングを行うのがベストです。
距離の目安は2～3km程度と覚えておきましょう。
だけど正しい姿勢をキープするのが優先だから、最初のうちは時間や距離を気にしないで歩いてみてくださいね。
誰かと一緒に歩く
1人でウォーキングをするのが寂しいなら、パートナーや友人を誘って一緒に歩いてみましょう。
おしゃべりをしながらウォーキングをすれば、あっという間に目標の時間や距離をクリアできますよ。
また一緒に歩いてくれる人がいれば、万が一の時にも安心です。
ウォーキング時の持ち物
妊婦さんが快適で安全なウォーキングを行うためには、以下の持ち物が必要となります。
★紫外線対策グッズ（日焼け止めや日傘など）
★携帯電話
★母子手帳
★飲み物
妊娠後期から臨月の妊婦さんは、緊急時に備えて母子手帳や携帯電話は必ず持っておきましょう。
妊婦さんの適度なウォーキングは、心にも身体にも良いことばかり。
柔軟性がアップするから、安産にも繋がること間違いなしです。
距離や荷物に注意しながら、無理せず休憩をはさみつつウォーキングを続けてみてくださいね。
