出産直後の赤ちゃんをお母さんと対面させて抱っこする保育方法がカンガルーケアです。
ただ抱っこするだけと思うかもしれませんが、カンガルーケアにはいろいろなメリットがあるんですよ。
カンガルーケアを推奨する病院も多いので、どんなメリットがあるのか知っておくと安心ですね。
カンガルーケアのメリットはいっぱいあります
カンガルーケアとは産まれたばかりの赤ちゃんを、ママが寝ている横に寝かせて抱っこさせてあげる保育方法です。
その姿がカンガルーの子育てを思い起こさせることからこの名前が付いたようです。
ママにとってみれば、やっと対面できた赤ちゃんを抱っこできるんですから、嬉しいものですよね。
でもカンガルーケアのメリットはこれだけじゃなくて、赤ちゃんにとってもメリットがあるんですよ。
★皮膚の接触により赤ちゃんの体温維持、呼吸の安定、体重増加の促進
★赤ちゃんの心と身体の安定化
★母子の愛着が深まる
★母乳分泌が増加する
ママにとっても産まれたばかりの赤ちゃんがそばにいる、抱っこできるのはとても嬉しいですし、母親になったと実感する瞬間でもありますよね。
実際に全国で60%から70%くらいの施設でカンガルーケアを実践しているようです。
ちなみにカンガルーケアの呼び方を早期母子接触と呼ぶケースも増えています。
カンガルーケアは危険!?
いろいろと調べている人はカンガルーケアは危険なのではという情報を入手している人もいるんじゃないでしょうか。
実際にカンガルーケアの時に赤ちゃんが急変した、という事例がいくつか報告されているんですよ。
そういう話を聞くとカンガルーケアをするのも不安になりますよね。
でも専門家によると、カンガルーケアが直接的な原因とは言い切れないとも言っているんです。
もちろん一般の人が知っているくらいですから、産婦人科などの病院でも危険性についての話題は知っているはずです。
ですので、もし不安だからカンガルーケアはしたくないという人は、事前に伝えておくといいですね。
またたいていの病院では、こういった話題もあるためしっかりと事前に説明をしてくれるところもありますし、カンガルーケアをしている最中も担当者が付き添うところもあります。
そういった説明やサポートをしてくれる病院なら、安心ですよね。
とはいっても、カンガルーケアの時に一番赤ちゃんのそばにいるのはママです。
大変な出産で身体も疲れているかもしれませんが、大切な赤ちゃんの様子をチェックして少しでも不安があったらすぐに担当者に確認してみましょうね。