赤ちゃんのお宮参りの次に待っているのがお食い初め(百日祝い)です。
我が子が食べ物に困らないようにと願いを込めたイベントだけれど、具体的にどのようなものを準備すれば良いのでしょうか。
スムーズにイベントを進められるよう、お食い初めに必要なものを知っておくと良いですよ。
お食い初めで準備するものは?
赤ちゃんに初めて食べ物をあげるまたは食べさせる真似をするお食い初めには、以下の3つが欠かせません。
★食器や箸
★歯固めの石
★料理
一口に食器や箸などと言っても、どれでも良いわけではないので、実際にどんなものを用意すれば良いのかも紹介していきますね。
漆喰や素焼きのお膳
一生に一度の大切なイベントであるお食い初めには、男の子なら朱塗り、女の子なら外側が黒塗りで内側が朱塗りの漆器や素焼きのお膳を用意しましょう。
地域によっては色が異なるかもしれないので、購入時にしっかりと確認してくださいね。
また最近では自宅での略式として、離乳食用の食器を新調して使うケースも増えています。
祝い箸
祝い箸は、両端が細くなっている丸箸のことです。
もしかしたらお正月やお祝いの席で使ったことがある人もいるかもしれませんね。
両端が尖っている理由は、片方の先端を人が使って、もう片方の先端を神様が使うとされているからなのです。
とても縁起の良いアイテムなので、赤ちゃんの幸福を願うお食い初めでは絶対に用意しましょうね。
歯固めの石
お食い初めに欠かせない歯固めの石には、頑丈な歯が生えるようにという願いが込められています。
大きさは子ども用の食器に乗る程度の小石を使うことが多く、お宮参りの時に神社からもらったり、境内や河原から自分で拾ってくるのが一般的です。
儀式が終わったら元の場所にお返しするのも忘れてはいけませんよ。
料理
お食い初めでは、以下のように一汁三菜を基本とした特別なお祝い膳を準備します。
★尾頭付きの焼き魚
★お吸い物
★煮物
★香の物
★赤飯
どの料理もおめでたい行事にぴったりな食材が使われており、特に焼き魚には縁起が良いとされるタイやホウボウが並ぶことが多いですね。
メニューはそれぞれに健康や長寿への願いが込められています。
どれも赤ちゃんの口に付けるので、きちんと火を通しておくのがポイントですね。
「赤ちゃんが生涯に渡り食べることに困らないように」という願いを込めるお食い初めでは、歯固めの石をはじめ食器や料理など準備するものがたくさんあります。
細かい決まりは地域や季節などによって異なるため、スムーズに儀式を進行できるよう、あらかじめ確認しておきましょうね。